付属モンテッソーリ発達支援者コースのご案内

今現在、気になる子どもは、幼稚園・保育園、小学校等のクラスに多数在籍しているといわれています。暴言、暴力で友達との間でトラブルを起こしたり、いつも1人で遊んでいたり、場面が変わるごとにパニックを起こしたりなどのより周囲との摩擦を起こし、多くのストレスを抱えています。

この子たちは、発達障害の特性から、生きづらさ、生活しづらさ、困難さを抱えていることが多く、上記のような問題を引き起こすと考えられます。つまり、本人たちも自分の特性から来る問題、困難さにどう対処すれば良いのか分からない状況に困っているのです。

そのため、彼等の困難さの原因を読み解き、支援することがとても重要です。そうすることにより、彼等もまた、落ち着き、安定した生活を送り、モンテッソーリ環境で学び、人格を育てることができます。

本コースは、障害児支援全般が目的ですが、子ども、教師・保育士両方にとって、優先度の高い発達障害児に焦点※1を当てた研修を行います。

※1 発達障害児に焦点を当てたものではありますが、他の障害児へも応用・般化ができるものでもあります。

モンテッソーリ発達支援者コースの3ステージ

本養成コースは、3ステージによって構成されています。下のモンテッソーリ発達支援者コースの3ステージをご覧ください。

1ステージは、生活しづらさなど、安定し、落ち着いて生活するための困難さを読み解き、支援するための知識と方法を学びます。これを仮説形成法と言います。

2ステージは、仮説形成法での支援ができるようになることと、インクルーシブモンテッソーリ教育、環境構成(ユニバーサル・デザイン)、個人・グループ・一斉提示の際のポイント、教具の提示、提供の際のポイントなどを総合的に学びます。

3ステージは、園の職員の実践をスーパーバイズすることができるためのコースです。

1ステージ 初級発達支援者コースのご案内

(1)年間スケジュール(13日間)

年間通して、課題についてレポート提出があります。

(2)時間割

◆オンライン授業◆

9:00-1
10:00-2
11:00-3
12:00-休憩
13:00-4
14:00-5
※50分授業、10分休憩。

◆対面授業◆

9:00-1
10:00-2
11:00-3
12:00-休憩
13:00-4
14:00-5
15:00-6
※7時間になる日があります。

(3)カリキュラム

◆理論科目◆

①モンテッソーリ発達支援
②障害理解
③地域生活支援
④親・家族支援
⑤発達支援
○発達  ○認知  ○学習  ○障害特性 など

◆演習科目◆

①支援の前提
②モンテッソーリ発達支援法(仮説形成法)

○仮説を立てること(事例演習)
○モンテッソーリ発達支援法Ⅰ~Ⅲ
○モンテッソーリ発達支援による事例検討

③事例検討(事例を発表し、検討する)

(4)一日見学実習

初級発達支援者コース ⇒ 希望者

実習先: こじか「こどもの家」発達支援センター (ホームページ)